別冊花とゆめ 10月号 レビュー

さて、お待たせしました。
別冊花とゆめ 10月号のレビューを御送りします。

尚、このレビューを読んだ諸君! 必ず10月号をゲットするのだよ!^^

ネタバレですので、自己責任で読んで下さいね。
以下、続きからどぞ!



黒沼組、稽古場
桜小路優が松之介と剣で戦うシーンを練習している。
足を怪我しているので松葉杖にすがってやっと立てる状態の桜小路。
黒沼は松之介に

「今が一真を倒すチャンスだぞ! ひるむな」

といって一真(桜小路)に打ちかからせた。
思わず松葉杖で応戦する一真(桜小路)。
足の痛みをぐっとこらえて松之介の太刀を受ける一真(桜小路)。
二人の気迫がぶつかる。

ついに一真(桜小路)が松之介の向こう脛を松葉杖で打って終わった。
二人の真剣な表情を褒める黒沼。

阿古夜登場。
「あれは楠木の殿様の家臣
 何故おまえさまを?」

一真を支える阿古夜。しかし、一真(桜小路)は阿古夜の手をはらいのける。

「おまえさま?」

「はじめてではない……、あのような戦い方……、何度も何度も戦った。体が覚えている。わしは何者じゃ?わしは何故ここにいる? なんの為に?」

パターン

松葉杖が一真から落ちる。ゆら……。思わず倒れそうになる一真(桜小路)。

「おまえさま……!」

一真(桜小路)の腰を支える阿古夜。

「阿古夜に会うためじゃ! その為におまえさまはここへきたのじゃ。どこへも行ってはなりませぬ……!」

「阿古夜……」

見ていた団員達が口々に「以前よりずっといい」と褒める。

ーー受けてみせる……!
  桜小路君の一真なら
  あたしどんな一真でも受けてみせる……!

マヤは桜小路の腰を支えながら決意を新たにするのだった。

15分間の休憩が入る。
団員達は桜小路を囲み、口々に褒めた。

「必死で生きてるって感じが伝わってきて引き込まれちゃった……!」

「みていて胸が熱くなったぜ」

等など。

マヤはそんな桜小路を見て良かったと思う。一人稽古場の裏へ行く。そこで、物を思うマヤ。

ーーペアイルカの片割れ……、返さなきゃ、桜小路君に……
  でも今は……、今は、まだダメ!
  「紅天女」の試演が終わるまでは……!

  速水さん……
   会いたい……

  阿古夜の台詞の一つ一つが今までと違って感じられる
  熱い思いがあふれてくる……
  こうしているとあの船の上での一夜が夢のように思えて来る……
  あれは現実じゃなかったんだって……
  ううん……!
  あの甲板での夜明けのバラ色の空……!
  今もこの目に、この耳に残る……
  オレンジ色の大きな太陽、波の音……
  阿古夜の気持ちはあたしの気持ち……
  阿古夜の台詞はあたしの言葉……

  速水さん……!
  紫のバラの人……!
  あなたを信じて待ってます
  あたし待ってますから……!

遠い空を見上げるマヤを影からそっと眺める桜小路。

ーーマヤちゃん


所変わって大都芸能。水城秘書が走っている。
社員が声をかける。

「おっ! 水城秘書だ。こんな時間に」

「急なお仕事ですか?」

「ええ、デートに遅れそうなの……、失礼……」

「デート?」

「あの水城秘書が……?」

水城は会社の前に留めてある車へ。運転手に声をかける。

「急いでちょうだい」

「はい、水城様」

車の中で水城は、先日の速水の言葉を思い出していた。

ーーなんてこと……!
  なんてことを紫織様
  この事だったのですか!?
  真澄様
  『俺は鷹宮一族を敵に回すかもしれん』
  それにしてもこんなことになるなんて……!

「急いで! 早く!」

水城は車を急がせた。

車の向った先は鷹宮邸だった。
鷹宮翁の怒声が聞こえる。

「なんということだ!? 真澄君……!
 紫織が自殺未遂だと……!
 もうすぐ結婚式を控えた幸せな娘が なぜ自殺未遂などせねばならんのだ!?
 聞けば披露宴の司会者を断ったそうだな。
 まさか結婚をやめたいと言ったのではないだろうな」

鷹宮邸の応接室には、速水真澄、英介、鷹宮紫織の父母、滝川が集まっている。

「救急病院から戻って来てから専属の主治医がつきっきりで看ていてくれているが何も語ろうとしない……。
 幸い大事には至らなかったが心の傷はとてつもなく深いようだ……。
 周囲の人間にはレストランで怪我をしたとしか伝えていない。
 自殺未遂など口が裂けてもいえん……」

真澄が暗い顔で答える。

「申し訳ありません……!」

英介も口添えをする。

「まことに……、なんとお詫び申してよいか……、わしが監督不行き届きだったばかりに……」

鷹宮夫人が泣きながら真澄に訴える。

「紫織がこんな事になるなんて……、何故ですの? 真澄さん、紫織のどこがいけなくて……」

「おまえ……!」鷹宮氏と滝川が夫人を慰める。鷹宮翁がさらに真澄と英介を責める。

「英介君、大体、この縁談は君が持って来たのだぞ。
 幸い紫織も真澄君を気に入り無事婚約。後は挙式を待つばかりだと言うのに。
 一体、紫織に何を言ったのかね? 真澄君」

「僕では紫織さんを幸せに出来ないと……」

「だったら、何故婚約した!?」

「紫織がどれほど傷ついたか、わかっているのか……!?
子供の頃から病弱でろくに友達もいなかった紫織が、君と出会ってから どれほど幸せそうだったか……」

鷹宮翁が涙をため、唇をふるわせながら真澄をせめる。

「来たまえ、紫織に会ってやってくれ」

鷹宮翁は真澄と英介を紫織の部屋へ連れて行く。

「昨日まで幸せそうだったあの紫織がこんなことになるなんて……!
 わしは不憫でならん。
 みてやってくれ」

部屋に通された速水は唖然とする。

「えっ?」

部屋を埋め尽くす紫のバラ。

「これは……!? 紫のバラ……!?」

お付きの滝川が言葉を添える。

「ええ、あれほどお嫌いだった紫のバラをありったけ花屋からとりよせられて……、ですが……」

床には花びらが散っている。

ーーえっ?

紫のバラの花の向うに紫織が休んでいるベッドが見える。プチ、プチっと音が聞こえる。

「私は紫のバラの花が大嫌い……!」

鷹宮紫織の声が聞こえる。

「真澄様は私がきらい……、私は紫のバラの花が大嫌い……」

ーー紫織さん……!?

青ざめる速水。

「真澄様は私がきらい……、私は紫のバラの花が大嫌い……、みんな枯れてしまえばいい……
 風に散って どこかへお行き……」

鷹宮翁が涙をすする。

「こんな哀れな紫織ははじめてだ……! 見るがいい! 真澄君……!
 これが今の紫織の姿だ……!」

そこには、ベッドの上で紫のバラの花びらをちぎる鷹宮紫織の変わり果てた姿があった。

「真澄様は私がきらい……、私は紫のバラの花が大嫌い……、みんな散ってしまえばいい……
 真澄様は私がきらい……、私は紫のバラの花が大嫌い……、風に乗って飛んでお行き……
 真澄様は私がきらい……、私は紫のバラの花が大嫌い……、みんなみんな散っておしまい……」

ーー紫織さん……!

驚愕し目を見張る真澄!

「これは一体……!?」

「真澄様は私がきらい……、私は紫のバラの花が大嫌い……、みんな散ってしまえばいい……」

鷹宮翁が話しかける。

「どうだ? 紫織を哀れだと思わんか? 君の婚約者だった娘だぞ。
 君には責任を取ってもらうぞ……。
 いや……」

鷹宮翁が膝をついた。真澄に頭を下げる。驚く真澄。

「この通りだ 真澄君。紫織と結婚してやってくれ。
 そのかわり君の言う事はなんでもきこう」

「鷹宮会長……!」

「鷹宮グループひきいる。わしの後継者として正式にきみを選ぼう!
 わしの財産はすべて紫織に譲る……!
 きみはその夫として二人で好きにするがいい。
 この通りだ。
 どうか紫織を救ってやってくれ、真澄君」

「会長……」

そこに水城秘書がやって来た。
紫織の様子に思わず鞄を落とす水城。


「水城君……! 何故ここに?」

速水英介がかわって答えた。

「わしが呼んだのだ、真澄。
 水城君には挙式の準備も手伝ってもらっているでな。これからも何かと役立ってもらわねばの……。
 真澄の方から挙式のことやハネムーンの予約などで新しい指示が出ておるそうじゃが、総て変更無し、予定通りじゃ。よいな水城君」

「は……、はい:

ーー義父さん……!

速水英介が鷹宮翁の前に膝をつく。

「お立ち下さい。鷹宮会長。倅にはよく言ってきかせます。倅は仕事一筋の朴念仁。紫織さんを本当に幸せに出来るか不安になったのでしょう」

さらに英介は真澄に向い言った

「真澄……! 結婚式は予定通り挙げるのじゃ。よいな! これは儂の命令だ……!」

真澄の脳裏に今まで散々命令された事が浮かぶ。

ーー『あの部屋に近寄ってはならん……! いいか! これは儂の命令だ。
   紅天女の上演権を獲れ! どんな手を使っても構わん!これは儂の命令だ。
   邪魔者は潰せ! 情などかけるな。
   儂の命令には従ってもらうぞ』

鷹宮紫織が紫のバラの花びらをちぎる哀れな姿に、義父の「儂の命令」という言葉が重なる。


鷹宮邸を辞した速水英介と真澄は、速水邸に戻って、それぞれ酒を飲んだ。
英介は祝杯を、真澄は一人部屋で。

ーーお義父さん……!
  おれはもうあなたの思い通りになどならない……!
  あなたが命がけで求めて来た『紅天女』の上演権……!
  もうすぐ俺が手にする事になる。
  あなたではなくこの俺が……。

  それまでの辛抱だと思っていた……
  速水の名を捨てるのはそれからでも良い……と
  今……
  計画より早く『その時』がきたのかもしれない……
  だが……
  紫織さん……
  なんの罪もない彼女をあそこまで追いつめたのは俺の責任だ……
  人間として、男としての……、俺の責任だ……!

  マヤ……!

真澄は手に持っていたウィスキーグラスを床に投げつけた。テーブルに手をつきうなだれる真澄。


一方、同じ頃、月明かりの下、北島マヤは稽古場の裏で台詞をしゃべっていた。

「おまえさま……
 いとしいおまえさま……
 たとえ、身は二つに分かれていても心は一つ……
 阿古夜はいつもおまえさまと共にいる……
 私の声が聞こえようか
 私の心が届こうか……?」

ーー速水さん……!
  速水さん……! あなたに会いたい

「待っておりまする
 おまえさまのお帰りを待っておりまする……!
 おまえさまの姿を見、おまえさまの声を聞く
 ただ そばにいるだけでよい……
 ただ 生きていさえすればよい」

ーー阿古夜の心はあたしの心
  阿古夜の台詞はあたしの言葉……
  口にしただけであなたへの熱い思いがあふれてくる
  阿古夜もこんな気持ちだったの……?
  会えない事がこんなにもせつないなんて……!

涙ぐむマヤ。

そんなマヤを影から見守る黒沼がいた。




以上でした。もう、なんというか、鷹宮紫織の狂いっぷりがハンパじゃないです。
これって、元通りになるのかなと疑問に思いました。^^

疲れたので、今日はここまで~、感想はまた、明日^^


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ジャンル : アニメ・コミック

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No title

かりんさん、こんばんは。9月号、いえ、4月号の、あの続きはどうなるのよ!?と思いながら、早売り・早UPのかりんさんのところへ来てみました。そっ、そんな殺生な展開なのですかっ!?一刻も早く読みたくて、あした用事を作って街へ出て回に行こうと思っていたのですが、やっぱりあさって出かけるついでにしようかなあ、と思ってしまいました。センセ、その、恐ろしげなシオリさんをちゃんと元気に戻してやってくださいまし!まだ実際に読んでいないので、今できる心配はその一点です。エースケさんもマスマヤの味方になってくれると信じたいですし。でもこの状況じゃ、そう言って帰って来るだけで精一杯だったのでしょうね。水城さん、そして困った時の聖さん!頼りにしてまっす!あ~、やっぱり気になるから、買いに行こうかな、あした。

No title

○○○様(カタカナ3文字)

本当にやっと巡り会えた魂なのに。(;_;)
悲しいです。
黒沼先生~、二人を頼みます~!

私は楽しいパロを、○○○様は楽しいお絵描きで一緒に乗り切りましょう!!!^^

拍手コメントありがとうございました。^^

No title

DONちゃんさん

そうなんですよ、もう、すっごく悲しい展開なんです。
もう、泣けて泣けて、、、(;_;)

もう紫織さんの壊れっぷりがハンパじゃないです!
びっくりです!
悲しいけど、買うのはお勧めです。
このハンパのない壊れっぷりは逆に一見に値します。(^^);

もう、買われたでしょうか~? ^^
コメントありがとうございま~す。^^
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