竹宮恵子著 「少年の名はジルベール」読みました!

70年代、少女漫画に革命を起した竹宮先生の自伝です!


竹宮先生が上京して大泉サロンで過した日々が前半、後半は「ファラオの墓」から「風と木の詩」に至るまでがメインでかかれています。
竹宮先生は上京して萩尾望都先生と萩尾先生のペンフレンドで増山法恵さんという音大を目指す女性と知り合います。
この三人が核になって大泉サロンが運営されていきます。

この本を読んで初めて私は萩尾先生と竹宮先生が同じアパートにルームシェアしていたのを知りました。
竹宮先生の若い頃の葛藤や、あの時代の若き少女漫画家達の苦労話など、とても興味深く読みました。

先日、フィギュアスケートの名コーチ、ブライアン・オーサーの「チーム・ブライアン」など、物語より自伝からいろいろと感銘を受ける事が多いです。事実の持つ重みが心を揺さぶるのでしょうね。

竹宮先生が、萩尾先生の圧倒的な才能の前に次第にかけなくなって行く様は、才能を持つもの同士の距離感の難しさを如実に現しているように思えました。

また、竹宮先生が学生運動の影響を受けているというのも初めて知りました。そういう時代でしたね。

「少女マンガを変えようよ。マンガで革命を起そうよ」
という気概を持って書かれた少女漫画は彼女達の目指した通り少女マンガに革命を起します。
手塚先生が、マンガ界に映画的手法を持ち込んで革命を起したように、少女マンガの革命は彼女達24年組と言われる人達によってなしとげられました。
この時代に生きてて良かったなとしみじみ思います。

本文中、竹宮先生が「ファラオの墓」制作中、悪役を生み出す経緯が書かれているのですが、少女漫画では政治を行う悪訳というのが出し辛いと書かれていて、
「そもそもそういう悪役の存在が少年マンガにはあるのに少女マンガには極端に少ない。せいぜい会社を乗っ取るような人物が」
という一文があり、おお。これはきっと速水英介のことだーっと思った次第です。

面白い一冊でした。^^

ーーーーーーーー本の表紙ーーーーーーーーー

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