アイテムNo.2「電話」  6.「携帯電話」

さて、携帯電話です。
あえて、カメラ付き携帯電話と書かせていただきましょう。




携帯電話の初出 42巻80ページです。
これ以前に36巻107ページで速水英介の車に自動車電話が搭載されていますが、いわゆる携帯とは別物だと思いますので、省きます。
このページでは、桜小路君はガールフレンドの舞ちゃんから写真付きメールが届き、それを読んでいます。桜小路君はもともとマヤが好きでした。「忘れられた荒野」で共演、そして、紅天女で共演する事になり、桜小路君の気持ちはぐっとマヤに傾いています。舞からきたメールに返信しません。写真を見てメールを読むだけです。

42巻107ページ
携帯電話は桜小路君のいとこによってカメラとして使われます。
桜小路とマヤの写真が複数枚取られます。

42巻117ページ
桜小路君は携帯を見ています。
ここは推測ですが、取ったばかりのマヤの写真を見ているのではないでしょうか?
携帯は電話として使われていません。

42巻153〜156ページ
桜小路君は、撮影後、携帯で誰かに雑誌の仕事が終わってこれから稽古場へ帰ると連絡しています。
ここで初めて、携帯は電話として使われます。
(桜小路のいとこの別荘から麗へ電話をしたという話は出て来ますが、実際に携帯を使って話をする所は出て来ません。従って携帯で連絡したのか、いとこの家の固定電話から連絡したのか不明です)

次のページで、桜小路君は携帯のマヤの写真を見ながら階段を降りて来ます。そして、人にぶつかって携帯を落とします。落ちた携帯はたまたま、通りかかった速水さんに拾われます。
速水さんに携帯でとった写真を見られます。
ここでも、携帯は電話として使われていません。写真の再生装置として使われます。

42巻179〜181ページ
桜小路君の携帯がなります。
桜小路君はマヤを誘って、観劇した後のレストランでの食事の最中です。
そこにガールフレンドの舞から電話がかかってきます。
着信履歴から舞だとわかって、あわてて切る桜小路君。席をはずしてレストランの隅で舞からの留守電を聞きます。

42巻185ページ
桜小路君は舞に電話をかけられません。
舞からのコールは一歩通行で終わります。

42巻203ページ
桜小路君の携帯で取られた写真は聖さんにコピーされます。
携帯は写真の記憶装置です。

42巻210〜212ページ
桜小路君はマヤと取った写真をみています。
そして212ページで桜小路君はマヤの写真に口付けします。
この時、携帯電話はコミニュケーションツールではありません。
印画紙に焼き付けられた写真と同じ扱いになっています。

つまり、42巻において登場した携帯電話は、42巻中ではほとんど電話として使われていません。
一度だけ、桜小路君の仕事のスケジュールを連絡する為に使われただけです。
携帯はカメラで取った写真を再生するツールとして主に使われます。
いままでの会話の道具としての電話、主人公達がコミニュケーションを取る道具としての電話とはかなり赴きが違います。

そして、携帯がコミュニケーションツールとしてドラマチックに扱われるのは、
44巻128ページから135ページでしょう。
姫川亜弓が倒れたシーンです。特に、135ページの携帯の「ツー、ツー」という音。
亜弓の悲鳴を代弁しているようです。
このように携帯の電話としての機能は緊急性がある時に、ドラマチックに扱われます。
未刊行でも亜弓が倒れるシーンに電話が使われますが、固定電話なんですね。
同じシーンを比較した時、ドラマチックさは今連載の方が数倍まさります。
なぜなら、携帯はいつでもどこでも誰とでも繋がる機器です。
その即時性故に繋がらなかった時のダメージが想像以上だという事なのでしょう。
美内先生は携帯の特性をうまく使ってドラマチックなシーンを描かれたと思います。
携帯という機器が出た事で初めて出来たシーンですよね。


余談1
さて、話を42巻212ページに戻します。
桜小路君が携帯のマヤの写真にキスするシーンです。
この絵からわかるように桜小路君はマヤに恋をしています。
きっと、幼い日からずっと。
桜小路君も気の毒なキャラです。
どんなに愛しても、マヤが桜小路君に振り向く事はありません。
マヤの愛は、真実の愛、紫のバラの愛に既にささげられているからです。

古い話になりますが、9巻18ページ真島良とマヤの会話です。
「誰か好きなボーイフレンドでもいるの?」
(中略)
「(略)どんな人?」
「え…と、とても優しくて親切なの いつもあたしの事気にしてくれるし…」
「それは恋なの?」
(画面中央上に桜小路君の顔)
「え?」
 恋…?

真島君が指摘した通り、マヤにとって桜小路君は恋の対象ではありません。
それは恐らくマヤの生涯を通してなのでしょう。
マヤは桜小路君をいい人だと思い、優しい人だと思っているのに、決して
恋する事はないのです。
マヤが恋をするには、桜小路君には何かが足りないのでしょうね。^^

余談2
携帯は桜小路君がもっています。
マヤも44巻173ページで、速水英介とメルアドや番号を交換していますから、携帯を持っているのでしょう。
ですが、使っている所は出て来ません。
携帯で連絡するようになったら、マヤの突拍子もない行動力がなくなるからでしょうね。
そして、黒沼先生がもってないんですよね。
演出家なら必携だと思うんですが、いつも、事務所の公衆電話?をつかってるんですよね。不思議です。

さて、電話というテーマでいろいろ書いてきましたが、後はスマホで終わりです。
こんな事書いてないで、さっさと49巻の続きや48巻のレビューを書けよ〜という読者の声が聞こえて来そうなんですが、もうちょっと待ってて下さいね!^^
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