行動の理由(43巻)

長いのでたたみました。^^




先日、マンガ関係のテレビ番組をみていました。
米沢嘉博記念図書館のお話でした。
その中で、手塚先生の作品についてコメントがありました。
手塚先生の初期の作品の中にうさぎが人の言葉を話す作品があり、それについてなんですが、
「ディズニーは普通に動物が話す話を書いているが、この話は違います。
 ウサギの脳を改造して話せるようになったと理由付けをしているんですね。
 これが、この後の日本のマンガの方向性になったと思われます」
大体、このような話だったと思います。
メモを取ったわけではないので不確実ですが、この行動や現象に理由があるという考え方は美内先生の作品にも色濃くでています。
例えば、43巻171ページ、黒沼先生の所にマヤの演技をこき下ろした記者の素性を知らせる電話が入ります。
「……記者が暴力団にかかわっているだと……!?
 北島のいる朝日公園で見かけた……!?」
そこで、黒沼先生はマヤを助けに朝日公園に行くんですね。
黒沼先生が、マヤに稽古をつける為にたまたま朝日公園に行ったとしても問題ないんですよ。
そしてたまたま記者に襲われているマヤを助けてもまったく問題ないんですね。マンガなんですから。
でも美内先生はそうしない。助けに行くという行動の理由をちゃんと読者に説明してるんですね。
細かい脇役にいたるまで行動に理由付けがあるから、説得力があるんです。

もう一つ、43巻から例をあげると桜小路君はマヤの元に傘を持って行きます。(97ページ)
いきなり桜小路君の傘のシーンを書いても問題ありません。読者は桜小路君がマヤを好きな事を知っていますから、桜小路君がマヤのいる公園に傘を持って来たら、マヤが濡れないように持って来たんだな、心配してきたんだなとわかりますから。
だけど、94〜95ページにかけて、桜小路君が稽古場で雨が降り出した事に気が付く顔のアップ、その下の「マヤちゃん…」という台詞を先生は書くんです。
これによって、桜小路君の行動の動機が、よりはっきり読者にわかります。桜小路君は雨が降り出したからマヤが雨に濡れないように傘を持って来たんだなと思うわけです。
こういった細かい描写が説得力のある面白いストーリーに繋がっていると思います。
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テーマ : ガラスの仮面
ジャンル : アニメ・コミック

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